Amazon RDSの多段リードレプリカを試してみた
ども、大瀧です。本日リリースされたRDS(MySQL)の多段リードレプリカを早速試してみました。
多段リードレプリカとは
従来からRDS(MySQL)では、MySQLのレプリケーションを利用したリードレプリカを作成することができます。今回のリリースで、リードレプリカを参照する多段リードレプリカが作成できるようになりました。
これにより、以下の効果が見込めます。
- リードレプリカを上限の5台よりも増やすことができる
- マスターの読み込みコストを押さえつつ、リードレプリカの台数を増やすことができる
要件
多段リードレプリカを作成するためには、以下の要件を満たすリードレプリカDBインスタンスをあらかじめ作成する必要があります。
- 参照元DBインスタンスがMySQL 5.6であること
- 自動バックアップが有効になっていること
要件から、MySQL 5.6で実装されたGTIDレプリケーションが裏で動いていそうな感じがしますね。勝手な妄想ですが。。。
作成手順
というわけで、まずはレプリケーション元になるリードレプリカのDBインスタンスreplica1を作ります。
DBインスタンスreplica1を右クリックすると、無効になって選べないはずの[Create Read Replica]が選択できます!
[Read Replica Source]でDBインスタンスreplica1を選択し、多段リードレプリカのDBインスタンスreplica1-1を作成します。
しばらく待つと、DBインスタンスreplica1-1がavailableになりました!確かに、[Read Replica Source]がDBインスタンスreplica1になっています。
まとめ
多段リードレプリカ構成により、よりスケーラブルなRDSを構築できるようになりました。RDSの構築レシピとして活用しましょう!!